2015年8月15日土曜日

これからの活動

これまで私たちは、たびたび読書会や学習会を開いて議論し、会誌を発行して学内に無料配布するなどの活動を続けてきました。ここからは、これからの私たち埼大哲学研究会の活動の予定を簡単に記しておこうと思います。

まず、今後の読書会や学習会の予定について。現在、大学は夏休み期間中であり、それに伴い当会も学内での活動は中止していますが、その再開は後期授業の2週目からになる予定です。後期の読書会・学習会の詳しい内容は未定ですが、ヘーゲルの『精神現象学』が候補に挙がっています。その他に、プラトン、デリダ、ヴィトゲンシュタインらの著作に興味を持っている会員たちもいます。

続いて、刊行物についてですが、いつものフリーの会誌の次号は10月初旬に出す予定です。一方これとは別に、有料の会誌も出そうと思っています。これは同人誌即売会などでの頒布を考えております。

最後に、広報活動についてです。今後は、このブログやツイッターなどのウェブでの情報発信、同人誌即売会での刊行物の頒布などによって、私たちの活動を広く知ってもらい、また双方向の交流を行っていきたいと考えています。当会への連絡先は、以下の通りです。気になる方は、ぜひご連絡下さい。

これからの哲研の活動に、乞うご期待。
(文:沖田)

これまでの活動

読書会で取り上げたもの
  • 野尻英二(2014)「美と弁証法」『美学文芸誌「エステティーク」』(Vol.1 特集:美)日本美術研究所
  • 永井均(2004)『私・今・そして神 : 開闢の哲学』講談社(講談社現代新書)
  • 永井均(1997)『子どものための哲学対話 : 人間は遊ぶために生きている!』講談社
  • 永井均(1996)『〈子ども〉のための哲学』講談社(講談社現代新書)
  • 加藤尚武(1997)『現代倫理学入門』講談社(講談社学術文庫)
  • ロビン・レ・ペドヴィン(2012)『時間と空間をめぐる12の謎』岩波書店
  • 星野徹(2008)「時間と現在」『埼玉大学紀要 教養学部』(44)埼玉大学教養学部 編
5月から6月にかけて、加藤尚武氏の『現代倫理学入門』の読書会を4回に分けて行いました。
以下はTwitter(@saidaiphilo)からの引用
埼大哲学研究会
‏@saidaiphilo
6月から7月の読書会では、ロビン・レ・ペドヴィン『時間と空間をめぐる12の謎』(岩波書店)を読んできました。2章変化のない時間、3章側面のない箱(空間における絶対主義)、4章キラリティ(カント)、星野徹「時間と現在」(埼玉大学紀要教養学部44巻、マクタガート)、8章マクタガート
13:11 - 2015年7月13日

会誌の内容
壁号(00) 2015年4月発行
  • 可能世界のスタートラインの手前で
  • 肉まんを食べる必要はない Version 1.0
  • 愛の暴力的一面について
  • ドラえもん型タイムトラベル
崖号(01) 2015年5月発行
  • 自分に与える独我論と永井の愛?
  • 離反するということ
  • 不毛なセックスは解消すべきことか?
  • 肉まんを食べる必要はない ver.2.0~それでも肉まんは美味しいか~
  • ピザまんを食べる必要はある
人号(02) 2015年7月23日発行
  • 人生は生きるに値するか
  • 私たちの経済的可能性――〈労働〉から〈活動〉へ――
  • 「悪」という営み
  • 離反について

以上。
(文:沖田)

ブログはじめました

埼大哲学研究会のブログへようこそ。私は本ブログの管理人の沖田です。
私たちは、本年4月に会合を開いて以来、西洋の哲学や思想を中心に、古今東西あらゆる文化を対象として研究し、色々なことを考えています。具体的な活動としては、週一回のペースで読書会や学習会を開き、議論や意見交換をしています。また、数か月に一度会誌を発行し、学内にて無料配布しています。
当会は現在、新たな会員を募集しています。私たちの活動に興味のある埼大生の方は、メールやTwitterにて気軽にご相談下さい。
今後とも埼大哲学研究会をよろしくお願いします。

2015(平成27)年8月15日 沖田 玲音