終焉テーゼ:「人は死ぬと、存在しなくなる。」
死後の害のテーゼ:「人は死後に死の害を被る。」
トマス・ネーゲルは、死は私たちから、もし死ななかったならば享受できたはずの望ましいことを剥奪するから、死は害悪である(剥奪説)と主張しました。しかしもしこの剥奪説が正しいとしても、私たちはいつ死の害を被るのでしょうか。
鈴木さんは、三次元主義+永久主義の枠組みを採用することで、終焉テーゼと死後の害のテーゼの衝突を回避することができるとしました。
■次回の活動
- 日時:2016年6月30日(木)18:00~
- 場所:
埼玉大学図書館3階グループ学習室教養学部406学生研修室 - 内容:読書会
- テキスト:カント 著『純粋理性批判』(第一版序文・第二版序文)
(文:沖田)