今回はカント哲学の背景や『純粋理性批判』の概要を確認したのち、第一版と第二版の序文を読みました。
実在論←→観念論
経験論←→合理論
概念・悟性+直観・感性→認識
これまでは人は、すべて私たちの認識は対象に従わなければならないと想定した。しかし、私たちの認識がそれによって拡張されるような何ものかを、対象に関してア・プリオリに概念をつうじて見つけるすべての試みは、こうした前提のもとでは失敗した。だから、はたして私たちは形而上学の諸課題において、対象が私たちの認識に従わなければならないと私たちが想定することで、もっとうまくゆかないかどうかを、いちどこころみてみたらどうであろう。(B XVI, 原佑訳)
■次回の活動
- 日時:2016年7月7日(木)18:00~20:00
- 場所:教養学部406学生研修室
- 内容:読書会
- テキスト:カント 著『純粋理性批判』(序論(緒言))
(文:沖田)
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