今回は『純粋理性批判』の序論(緒言)の内容を確認しました。
- ア・プリオリな認識は一切の経験に関わりなく成立する認識、経験的認識は経験によってのみ可能な認識、純粋認識はア・プリオリな認識のうち経験的なものを一切含まない認識
- 分析的判断は述語Bが主語Aの概念のうちにすでに含まれているような解明的判断、総合的判断は述語Bが述語Aに結びついてはいるがAの概念のそとにあるような拡張的判断
- 純粋理性の本来の問いは「ア・プリオリな総合的判断はどのようにして可能であるか」
- 純粋理性の批判は、純粋理性の源泉、限界を判別する、純粋理性のための予備学
■次回の活動
- 日時:2016年7月14日(木)18:00~20:00
- 場所:教養学部406学生研修室
- 内容:読書会
- テキスト:カント 著『純粋理性批判』(Ⅰ 超越論的(先験的)原理論 第一部門 超越論的(先験的)感性論)
(文:沖田)
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